

就職活動を通じて、商社という業界に強い興味を持ち、特に、海外を股にかけ、何でも取り扱え、自分次第で如何様にもできる部分に大きな魅力を感じていました。その中でも、当社の面接での雰囲気が非常に良く、面接官との対話がスムーズに進んだことが、入社を決意する大きな要因となりました。
私は、現在、インダストリ事業部のスーパーマルチ営業として、産業資材、車輌車載、環境資材の3部門に所属しています。
産業資材部門では、主に弱電関係や工場副資材を取り扱っています。弱電関係では、両面テープや絶縁材の加工品をはじめ、工場内で使用される工業用羊毛フエルトやフィルターなどを提供しています。また、ドライアイスの販売といった、他ではあまり見かけないユニークな製品も取り扱っています。
車輌車載部門では、吸音材や緩衝材、防振材を裁断・打ち抜き加工・アッセンブリ(部品やパーツの組み立て作業)したものを自動車内装メーカー様に内装部品として販売しています。精度の高い加工技術を駆使し、車輌内装に必要不可欠な材料を提供しています。
環境資材部門では、工場内で使用される集塵機(大きな空気清浄機)のフィルターの販売、交換、点検、分析を行い、環境への配慮を大切にしつつ、業務の効率化にも貢献しています。
私の仕事は担当ジャンルが多いため、取り扱う製品が多岐にわたりますが、その分、販売製品に縛りがなく、取り扱えるなら何でも販売していいということが大きな魅力です。商社というと華やかなイメージを持たれることもありますが、実際には泥臭い部分も多くあります。その泥臭さこそが、仕事に深みと彩りを与えていると感じています。私自身、そういった泥臭い部分が結構好きです。
今まで数多くの業務を行ってきましたが、一番、印象に残っているのは、初めて全く取引のない顧客に電話をかけ、アポイントを取得して新規口座開設に至った仕事です。新規顧客に電話をかけるのは全くの初めてで、不安もありましたが、社内で何度も練習を重ね、先輩や上司に一緒にセリフを考えていただきながら、入念な準備をしました。その甲斐あって、会社紹介や製品提案もうまくいき、最終的に製品採用に結びつけることができました。その時得られた達成感は今でも鮮明に覚えています。
新卒で入社してから9年間、名古屋グループで多くの経験を積むことができました。そして、2025年4月からはタイ駐在となり、新たな挑戦が始まります。商社マンとして、新たな価値を生み出すことが求められていますが、まずは自分の力をしっかりと蓄え、戦っていきたいと考えています。また、さまざまなサプライヤーの期待に応え、顧客に対して新しい価値を提供することで、当社の存在意義をより深く感じられるように努めていきたいと思います。そして、これらの経験を後輩にも継承していくことが、自分の使命だと感じています。
オフの時間は、家族と一緒に過ごすことが多いです。公園に出かけ、子どもと一緒に遊ぶのが楽しみの一つです。また、会社の先輩とゴルフに行くこともあります。プライベートは先輩方もオープンなので、他愛もない話や、相談などをしながら、プレイするのも楽しいです。